レギュレーションとは、直訳すると「決まりごと・ルール」という意味があります。コンテンツSEOにおけるレギュレーションとは、主にライティングを行う際のルールを指しています。レギュレーションシートは、コンテンツSEOのライティングを行うにあたってのルールをまとめたモノだと考えておくと分かりやすいと思います。

レギュレーションシートを用意しないでコンテンツSEOを行う場合もあるようですが、レギュレーションシートがない状態でコンテンツSEOを行うと、コンテンツの品質を保つのが難しくなってしまいます。

今回は、レギュレーションシートを活用したことのない方に向けて『レギュレーションシートの必要性と作成方法』について紹介していきます。

なぜ、レギュレーションシートが必要なのか?

レギュレーションシートは、コンテンツの品質を保つ上で、非常に重要な役割を果たします。

  • 「想定していた内容と全く違うコンテンツが、ライターから納品された」
  • 「サイトにアップする際にフォーマットがバラバラで、検品に時間を取られた」
  • 「企画・検品を行う編集者・校正者で意見がまとまらずにスケジュールが遅延した」

レギュレーションシートがないことにより、想定よりも工数がかかってしまったり、スケジュールが遅延することは、よくある話です。また、新しいライターに依頼を行う場合や編集者・校正者の変更等があったとしても、レギュレーションシートがあれば、スムーズに依頼や引き継ぎを行うことができます。

また、レギュレーションシートは、良質なコンテンツの定義を決めるモノでもあります。

万人に評価されるコンテンツを作ることができればいいのですが、人によって価値観が違うため、Aさんが良い記事と評価しても、Bさんは悪い記事だと感じる場合も出てきてしまいます。コンテンツSEOのプロジェクトに関わる人たちで、コンテンツSEOにおける良質なコンテンツの定義を決めてけば、レギュレーションシートがベースとなった運用を行うことが可能です。

ベースがあれば、一貫性のあるコンテンツの品質を保つことができますし、チーム内での共通ルールが出来ますので、運用する際の負担を軽減することが出来ます。

レギュレーションシートの作成方法

ここからは、レギュレーションシートの作成方法を紹介していきます。

①ターゲット(読み手)を明確にする

コンテンツSEOを通して、どのような人に読んでもらいたいのか、読んでもらいたい人はどのような人なのかを明確にするようにしましょう。そのために、ペルソナを作ることをおすすめします。

ペルソナとは、ターゲットとなるユーザーの「名前、性別、年齢、居住地、家族構成、仕事内容、年収、趣味嗜好、消費スタイル等」を仮説立てした人物像のことを指します。ペルソナは、複数パターンを作るようにしましょう。

例えば、マタニティグッズを販売している会社のコンテンツSEOを行うとします。メインのペルソナは、20代〜30代前半の妊娠している女性になると思います。このペルソナ以外にも妊娠前の方も対象になると思いますし、夫ももしかしたらターゲットになるかもしれません。

複数のペルソナ像があることを意識して、ペルソナを設計するようにしましょう。

②コンテンツSEOの目的を明確にしておく

どのような目的を達成するためにコンテンツSEOを行うのかを決めておくようにしましょう。

PV数を稼ぐためのコンテンツなのか、リード(見込み)を獲得するコンテンツなのか、それともセールスコンテンツなのか、記事の目的を決めておくことにより、ライティングするべき内容は変わってきます。

③コンテンツタイプ・スタイルを決めておく

コンテンツといっても、様々なタイプ・スタイルがあります。

コンテンツタイプ

  • テキスト型
  • 口コミ・体験型
  • ネイティブアド・記事広告型
  • まとめ記事型
  • インタビュー・取材型

コンテンツスタイル

  • 情報提供型・・事実情報を中心としたビジネスよりの論理的な文章
  • エッセイ型・・結論よりも感情に訴求するカジュアルな文章
  • ブログ型・・エッセイよりも更にカジュアルな文章
  • Q&A型‥質問・回答形式の文章

どのようなコンテンツを配信するかによって、ライティングのルールも変わります。また、コーポレートサイト内で配信するのか、それともオウンドメディアを立ち上げるのかによってもトーンやマナーが変わりますので、配信チャネルも決めておくと良いでしょう。

④参考にするサイト・情報取得元を決めておく

1次情報の取得元やライティング手法を参考にするサイトを決めておくようにしましょう。

Webサイト制作や動画制作でもそうですが、●●のようなサイトにしたい、●●のような動画を作りたいと考えると思います。コンテンツSEOでも目指すコンテンツの理想形を決めておくことにより、チーム内やライターとの共通認識を持つことが可能になります。

また、インターネット上以外の1次情報は、下記のような項目を参考にすると良いと思います。

  • 社内に蓄積されているお客様の声
  • カスタマーセンターに届いている質問
  • 会社のパンフレットやカタログ

あくまでオリジナルコンテンツを作るためのイメージに使用するカタチで活用すると良いでしょう。

⑤見出しタグの使用方法

タイトルタグをはじめとする各種タグの文字数や導入文の文字数、大見出し、中見出し、小見出しで使うべきタグを予め決めておくようにしましょう。

依頼するライターの中には、読み手目線では高品質であっても、SEOを理解していないライターもいると思います。タグの使い方を事前に決めておくことにより、SEO知識のないライターでも一貫性を持たせることのできるようにしておきましょう。

⑥NGワードを決めておく

一般的に使用されていても業界的にNGなワードや企業イメージに相応しくない言い回し等もあると思います。

事前にNG用語をまとめてけば、ライターもNGワードを使わないようにしてくれると思います。逆にNGワードを指定していないと、納品されてからワードを変えたり、言い回しを変えたりと修正工数がかかってしまいますので、NGワードは洗い出しておくようにしましょう。

⑦納品形式を決めておく

Word、Excel、HTML、サイトへの下書き保存等、様々な納品形式があります。

ライターによって、納品形式がバラバラですと、管理が大変になりますので、予め納品形式も指定しておくようにしましょう。

まとめ

コンテンツSEOにおいて、レギュレーションシートが必要不可欠だということをお分かり頂けましたでしょうか。良質なコンテンツを作るためにもレギュレーションシートは、必ず作成するようにしましょう。

また、レギュレーションシートがあったとしても、最初の内はスムーズに行かないことも多くあります。上手くいかなかった部分を運用する中で修正しながら、レギュレーションシートのアップデートやコンテンツの品質を高めていくようにしましょう。

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SEO対策のアカウントセールスとして、約500社のSEO対策・コンテンツSEOに携わる。新規事業立ち上げ、SEO事業責任者を経験後、株式会社トライハッチを創業。代表取締役社長として現任。