マーケティングオートメーションツールは最近、大きな注目を集めています。
しかし、マーケティングオートメーションツールは、複数あるため、どのマーケティングオートメーションツールが好ましいのか、選択に迷われている企業も少なくはないでしょう。
今回の記事では、マーケティングオートメーションツール15種類を徹底比較しています。是非、自社にマーケティングオートメーションツールを導入するにあたり、参考にして頂ければと思います。
マーケティングオートメーションツールとは
前回の記事でもご紹介していますが、マーケティングオートメーションツールとは、見込み顧客(リード)の獲得から、
成約までのマーケティング業務を一貫して管理し、自動化・最適化するツールを指しています。
今まで、名刺交換はしたものの、データ入力などをせず、個人の営業マンに依存していた企業や顧客情報を、ツールを利用することで一貫して管理することができ、成約に繋がりやすい顧客データへとナーチャリング(育成)することが可能です。
マーケティングオートメーションツール15種類を徹底比較
Adobe Marketing Cloud

https://www.adobe.com/jp/marketing-cloud.html
Adobe Marketing Cloudは、Adobeアナリティクスとの連携ができ、8種類のマーケティングソリューションが一元管理可能です。
Adobe初心者にはハイスペックな点が裏目に出ることもありますので、サイト希望などに応じて検討するのが良いといえるでしょう。
価格は以下。
初期:8,000,000円~
月額:1,000,000円~
HubSpot

HubSpotは、現代でシェアNo.1のマーケティングオートメーションツールであり、その理由の一つとして、インバウンドマーケティングに適している機能が備わっている点があります。HubSpotは、通常のマーケティングオートメーションの機能に加え、LP制作などが可能であり、ユーザーが能動的に調べて見つけてくれる、懸け橋となる機能を備えています。
価格は要お問い合わせ。
Pardot

https://www.salesforce.com/jp/products/pardot/overview/
Pardotの特徴は、SalesForce社が出しているマーケティングオートメーションツールであるため、SalesForceとの連携が用意に可能です。
BtoB向けのマーケティングオートメーションツールであり、Standard からProfessionak、Ultimateまでの、3つのプランがあります。
価格は以下。
Standard:月額120,000円~
Professional:月額240,000円~
Ultimate:360,000円~
費用の違いは、オートメーションルールの数が異なる点です。月間のコンタクト数などの変更はありません。
SHANON MARKETING PLATFORM

http://www.shanon.co.jp/products/
BtoB、BtoCと幅広い領域で活用が可能。また、7年連続でマーケティング支援SaaSで市場シェア1位のランクを維持している。
SHANONは、もともと、受付や展示会、イベント管理などのシステム開発からできたツールです。
そのため、オフラインのマーケティング活動もシステムで一貫して管理することが可能です。
価格は以下。
XSプラン:月額25,000円
Sプラン:月額49,000円
Mプラン:月額67,000円
Lプラン:月額97,000円
LLプラン:月額145,000円
XLプラン:月額265,000円
初期費用:25,000円
SATORI

SATORIは、実名ユーザー以外にも匿名ユーザーにアプローチできることが強みです。
また、プライベートDMPを保持していることから、メール以外の広告配信も可能となり、リードジェネレーションに強いマーケティングオートメーションツールと言えます。
Webメディアと相性が良いと思われます。
価格は以下。
初期:100,000円~
月額:100,000円~
Kairos3

https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation
Kairos3の特徴は安価な料金形態です。
マーケティングオートメーションツールの最低限の機能が備わっており、中小・ベンチャー企業様にもご導入を検討しやすくなっています。
価格は以下。
初期:100,000円~
月額:5,000円~
Oracle Marketing Cloud

https://www.oracle.com/jp/marketingcloud/home.html
Oracle Marketing Cloudとは、toBとtoC向けの複数のプロダクトをまとめたものを指します。
toB向けはEloqua、toC向けはResponsysを利用します。
導入実績は、2,800社以上あるマーケティングオートメーションツールです。
価格は要お問い合わせ。
Probance

Probranceの特徴は、AIの学習機能を利用したOne to Oneのコンテンツマーケティングが可能な点です。購買データとの連携により、ユーザーが購入する商品を先回りしてアプローチすることも可能です。
これらを可能にしているのが、膨大なデータや行動データを処理する機能です。
BtoCの施策を実施することに向いているといえるでしょう。
価格は要お問い合わせ。
Experian Cross-Channel Marketing Platform (CCMP)

https://www.marketinggate.jp/service/ma/ccmp/
CCMPは、BtoC向けのマーケティングオートメーションツールです。
特徴は、様々なコミュニケーションを一つのプラットフォームで管理ができ、メール配信機能において、一斉配信ができる強味もあります。
これらのデータがCCMP内に全て蓄積されるので、チャネルなどを縦割りではく、横断的にコミュニケーションの設計が可能となります。
価格は要お問い合わせ
IBM Watson Campaign Automation

https://www.ibm.com/jp-ja/marketplace/digital-marketing-and-lead-management
IBM Watson Campaign Automationは、メールマーケティング機能が豊富であり、メール文章や配信時間をユーザーによって自動的に最適化する機能があります。
また、世界での導入実績は5,000社以上あるため、信頼できるマーケティングオートメーションツールといえるでしょう。
価格は以下。ハイエンド向けのマーケティングオートメーションツールといえます。
Essentials:月額214,900円
Standard:月額357,600円
Enterprise:月額785,800円
Dr.Marketing

Dr.Marketingは、BtoB向けのマーケティングオートメーションツールであり、販促活動から営業活動までを一元で管理することが可能です。また、初期段階で上場企業3,500社分のデータも使用できる点が特徴です。
価格は以下。
初期:150,000円~
月額:30,000円~
Marketo

Marketoの特徴は、料金形態にあります。多くのマーケティングオートメーションツールは、送信メール数などによって決まることがほとんどですが、Marketoはアカウント数で費用が決まるため、1アカウントに対して丁寧な対応ができます。
また、Marketoのコミュニティも日本では活発であり、現在の日本のマーケティングオートメーションツールを率先していると言っても過言ではないでしょう。
価格は以下。
初期:0円
月額:140,000円~
B→dash

B→dashの特徴は、デジタルマーケティングにおける全てのプロセスを一元で管理することができることです。また、アクセスログ、販促データなどの管理だけでなく、広告との連携も可能です。GoogleAnalytics以外にも、独自タグにおけるWEB上の行動データ、SDKの連携によるアプリ内の行動データも計測可能。これらの計測が可能なことにより、細かなセグメントに対して集客施策を行うことが可能となります。
価格は要お問い合わせ。
Aimstar

https://www.supreme-system.com/product/aimstar/
Aimstarは、100種類のテンプレートコンテンツが利用できる以外にも、AIの機械学習機能を備えているため、顧客に応じて最適なコンテンツ配信が行える、One to Oneマーケティングの実現が可能となっております。
価格は以下。
初期:0円
月額:要お問い合わせ
MAJIN

MAJINはma、BtoC向けの集客から販売促進までの機能をワンストップで対応できる機能を持ち合わせています。また、ウェブブラウザ以外にtoも、アプリからの販促データも管理可能です。
料金も月額100,000円と手頃な価格の中で、広告配信の連携もでき、便利で使い勝手が良いと言えるでしょう。
価格は以下。
初期:100,000円~
月額:100,000円~
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事でご紹介ができなかったマーケティングオートメーションツールもあります。
また、これから様々なマーケティングオートメーションツールがでてくることが予想されます。
そのため、導入判断はツールの機能もそうですが、自社の目的がどこにあるのか、あらためて確認した上で、自社が使いこなせる
機能を備えたマーケティングオートメーションツールを導入することをお勧めいたします。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。