歯科医院が動画マーケティングを実施すべき3つの理由

現在の歯科医院の数は、全国で60,000医院、コンビニは45,000軒となっており、歯科業界は競合性の高い市場です。1つのエリアや駅に複数の歯科医院が存在し、集患を行うために様々な集患施策をオンライン、オフライン問わずに施策している歯科医院が増えています。

儲かる歯科医院がある反面、逆に閉院を余儀なくされる歯科医院も年々増加しています。その中で生き残るためにも動画マーケティングは効果的です。今回は、歯科医院が動画マーケティングを実施すべき5つの理由を紹介していきます。

歯科医院がホームページ・SEO・リスティング広告だけを行えばいい時代は終わった

ローカルビジネスの要素が高い歯科業界では、駅構内の広告や立地勝負の要素が高かったですが、インターネットの普及に合わせて、インターネットでの露出や口コミが重要視されるようになり、歯科医院自体もサービスの向上が求められるようになりました。

その中で、「地域×歯医者」でSEO上位表示を行う歯科医院やローカルでリスティング広告を出して、集患を増やす歯科医院も増えました。しかし、今やホームページを持っていることは歯科業界の当たり前になり、何か1つの集患施策を行なっていれば“安泰”ではなくなりました。

ユーザーも歯科医院の情報を簡単に手に入れることができるようになり、歯科医院の雰囲気や歯科医師の想い、他利用者の口コミを確認するようになりました。

ホームページ制作、SEO対策、リスティング広告にプラスして、歯科医院を集めたポータルサイトへの掲載費用やオフラインの広告掲載費用など、集患施策は多種多様になり、集患をするために多くのコストが必要になる時代へとなりました。

歯科医院がなぜ動画マーケティングを行うべきなのか?

「動画制作も動画マーケティングもコストが発生する。何を言っているの?」と思っている方もいることでしょう。これは当たり前です。無料で集患をできる方法など存在しません。コストがかかる施策だからこそ、費用対効果を気にするべきです。

様々な集患方法がある中で、どの施策にコストをかけることが1番効率的に集患を行えるのかを考えるべきです。その点で、動画マーケティングは非常に効果的です。

①動画マーケティングで競合性を軽減しましょう!

SEO対策やリスティング広告、歯科ポータルサイトには必ず競合が上下に存在するため、競合との比較検討を行われる機会が必然的に多くなります。

しかし、動画マーケティングであれば、YoutubeやSNSを活用すれば、上下に競合が出てくることはありません。One to Oneのコミュニケーションを歯科医院とユーザーが取ることができるのです。ユーザーが比較検討するリスクをなくし、自医院の想いを伝えることができます。

②ターゲティングで視聴してほしい人にだけ視聴してもらえる

YoutubeもFacebookもターゲティング設定を行うことができます。地域や年代、性別と詳細にターゲティングを行うことができますので、ローカルビジネスを行う歯科医院にとっては、アプローチしたい層にだけ視聴をしてもらうことが可能となります。

例えば、津田沼に歯科医院を構えているのであれば、商圏エリアは上記地図の範囲となることでしょう。エリアを増やしたとしても船橋市、習志野市あたりで地域設定を行い、津田沼というベットタウンの地域性を活かし、ファミリー層である20代後半〜の男女、特に主婦である女性を狙うのが効率的です。

③イメージを動画で伝える

歯科医院が取り扱うサービスは、人それぞれに治療項目が異なり、決まったモノを売るわけではありません。「歯が痛い」や「黄ばんだ歯を白くしたい」などの悩みがあって歯科医院を探します。

コンビニの数よりも多い歯科医院では、ユーザーに選んでもらえる理由とその理由をユーザーに届けることが求められます。今までは、ホームページで医院の想いや特徴を伝えていましたが、冒頭にお伝えしたようにホームページへ誘導するためのSEO対策やリスティング広告は、競合性が高くなっており、費用対効果及び生産性の低い集患方法へと変わってきてしまっています。

その中で、1分の動画が伝える情報量は、テキスト180万語、Webページ3,600に匹敵する情報伝達力だと言われています。そしてビジュアル(映像)で歯科医院の想いや特徴を伝えられるので、ユーザーもイメージをしやすいのが動画マーケティングのメリットです。

まとめ

どれだけ良い技術を持っていても、どれだけ患者のことを大切に想っていても、ユーザーと接触する機会がなければ、宝の持ち腐れです。だからと言って様々な集患方法を片っ端から手当たり次第に手を出すのもナンセンスです。

自院がどのような戦い方をすれば、競合の歯科医院に勝てるのかをマーケティング観点で考えた時に動画マーケティングは、非常に効率的に競合と差をつけることができます。

集患に悩んでいる歯科医院様は、動画マーケティングを検討してみてはいかがでしょうか。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。