動画を活用した企業ブランディングを行う方法!

ここ数年、企業のブランディング活動が増加傾向にあります。顧客に自社を選んでもらうために顧客へ良い印象を与えたり、名前を覚えてもらうことが必要になってきています。

しかし、ブランディングをしようと思っても何からはじめたらいいのか、どうやってブランディングしたらいいのか分からないというのが実情でしょう。数多くのブランディング方法がある中で、今回は、動画を活用した企業ブランディングの方法を紹介していきます。

そもそもブランディングって何?

ブランディングとは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、マーケティング戦略のことを指します。 ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、もしくはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくことの2パターンでブランディングは活用されることが多くあります。

なぜ、ブランディングが必要なのか?

①ブランド認知がない場合

「ブランド」=「信頼・共感」です。

信頼や共感を得られていない商品・サービスとブランド力のある商品・サービスであれば、消費者はブランド力のある商品・サービスを選ぶことの方が多いでしょう。

例えば、あなたが高級時計を買いたいと時計屋さんに行った際に「100万円のロレックス」と「100万円の名前の聞いたことない時計」の2つがあった際に後者に関しては、名前も聞いたことないし、何で100万円もするのだろうと購入意欲が促進される可能性は低いと思います。

これこそが“ブランド力”なのです。

○○だから安心、○○は有名だからと顧客の信頼や共感を得ていた方が、顧客に選んでもらえる可能性が高くなります。名前も聞いたことない会社・商品・サービスよりは、ブランド力のある会社・商品・サービスを顧客は選択するため、まずは「この会社知ってる」、「この商品知っている」といったようなブランド認知の確立を行う必要があるのです。

②ブランド力の維持・管理の場合

企業努力で、会社・商品・サービスのブランド力を高めたとしても“ブランド力の維持・管理”を行わないと、ブランド力は低下していきます。

ブランド力の維持・管理を行わないと「A社も昔は良かったのだけどね」や「A社って実は○○らしいよ」などのマイナスブランディングに繋がってしまう場合もあります。

企業・商品・サービスのイメージを崩さないためにも、1度得た良いブランドイメージは、マイナスブランディングにならないように気をつける努力が必要になります。

ブランディングに動画を活用している事例

①b-monster

NYでも最先端と言われている格闘系フィットネスのb-monsterも動画をブランディングに活用しています。従来のフィットネスと違った部分を動画で訴求することにより、フィットネスのイメージや内容などのブランド認知を行う動画となっています。

②みらくる歯科クリニック

川越にある歯科医院のブランディング動画となります。医院内の設備や働くスタッフの雰囲気、医院長の想いを伝える部分など、どんな想いで歯科医院をどういう人たちが行なっているのかをブランディングしている動画となります。

動画をブランディングで活用するメリット

このようにブランディングで動画を活用している事例はたくさんありますが、動画をブランディングで利用するメリットは3つあります。

  1. 想いを映像と音声で届けることができる
  2. テキストよりもビジュアルに訴える動画の方がユーザーの記憶に残りやすい
  3. テキストじゃ分からない会社・商品・サービスの魅力を伝えることができる

ブランディングの方法は多種多様ですが、ブランディングに動画を活用することにより、ブランディングの効果を最大限に拡大することができます。

インナーブランディング・アウターブランディングの両面で効果的

ブランディングには、インナーブランディング(社内)とアウターブランディング(社外)の2面があります。インナーブランディングができていない会社・商品・サービスは、アウターブランディングもできません。

動画を活用すれば、普段社長と話すことのない一般社員が社長の想いを知ることができたり、改めてウチの会社は●●な会社だという認識を取れるようになるでしょう。

インナーブランディングが確立すれば、あとは社外へのアウターブランディングを社員一人一人が自然と行えるようになっていきます。

まとめ

大手・中堅・中小・ベンチャー企業問わずに“ブランディング”は企業のマーケティング活動の一環として、必要不可欠なモノとなってきています。

インナーブランディング、アウターブランディングの2面を強化することにより、社内・社外に自社や自社商品・サービスへの信頼獲得や共感を得る活動を行い、そのブランドイメージを維持していくようにしましょう。

ブランディングにおいても動画は、24時間Web上でブランディングを行なってくれますので、ブランディングの一環として取り組んでみてはいかがでしょうか。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。