地域性の高いビジネスで動画マーケティングを効果的に活用する方法

お客様からの相談で多いのが、「弊社は●●エリアに特化して展開しているのですが、動画マーケティングは効果あるのでしょうか?」といった内容です。

SEOで「地域×●●」で上位表示を行なったり、MEO(Map Engine Optimization)で上位表示を行なった方が効果的なのではないかというご相談を頂きます。

今回は、地域性の高いビジネスを行なっている企業様に向けて、地域性を活かした効果的な動画マーケティングの方法を紹介していきます。

なぜ、地域性の高いビジネスでも動画マーケティングは効果的なのか?

「動画=マス広告」という認識を持っている方も多く、もっと極端な話をすると、「動画=テレビCMのインターネット版」のようなイメージをお持ちの方もいます。

しかし、YoutubeやFacebookを活用した動画マーケティングであれば、それぞれのチャネルの特性上、ターゲティングを行うことができます。YoutubeやFacebookであれば、エリア指定をすることもできます。

SEOやMEOも地域性の高いビジネスでは効果的ですが、競合性が高く、Googleアルゴリズムの成長により、昔よりも上位表示が困難になります。代理店にコストを支払う体力のある企業であれば、SEOやMEOも当然のように行うべきですが、最小限にコスト支出を抑えてWeb集客を実施したい企業様には不向きな傾向にあります。

しかし、動画マーケティングでは、動画制作費用の初期投資は発生しますが、ランニングのコストを抑えた上で、企業のブランディングや集客を行うことができ、ターゲティングを行えることから、視聴して欲しい人にだけ動画を視聴してもらうことが可能です。

Youtube広告(TrueView広告)やFacebook広告でターゲティングできる項目

ここからは、ターゲティング精度の高いYoutube広告(TrueView広告)とFacebook広告でターゲティングできる項目を紹介していきます。

①Youtube広告(TrueView広告)でターゲティングできる項目

Youtubeでターゲティングできる項目は、下記となります。

  • 地域
  • 言語
  • デバイス
  • 配信日(時間や曜日指定可能)

例えば、高円寺で賃貸不動産を行う不動産会社であれば、ターゲットのエリアは1都3県で設定を行い、物件情報を検索しそうな通勤時間帯や土日に日時設定を行うべきです。

また、Youtube広告(TrueView広告)では、下記図のように予算を設定することができます。決めた金額を超えてしまうことがないので、出稿する側も安心して動画マーケティングを実施することができます。

②Facebook広告でターゲティングできる項目

Facebook広告でターゲティングできる項目は、下記となります。

  • エリア
  • 年代
  • 言語
  • 性別
  • 交際関係
  • デバイス

上記以外にも興味関心やライフイベントなど、細かに設定を行うことができます。Youtube広告(TrueView広告)同様、エリアを限定することができますので、独身層を狙いたいのであれば、交際関係のステータスがない人にセグメントをしたりと、より詳細にターゲティングを行うことができます。

また、広告出稿費用もYoutube広告(TrueView広告)同様に上限設定や日予算を設定できますので、安心して動画マーケティングを行うことができます。

YoutubeもFacebookも詳細な効果測定が可能!

地域別のターゲティング精度が高いことをここまで紹介してきましたが、YoutubeもFacebookも動画マーケティングの効果測定に優れている点も特徴です。

Youtubeアナリティクス

Youtubeアナリティクスを使えば、動画の再生時間や視聴回数、ユーザー層をデバイス別に効果測定することができます。また、動画の評価やコメントも見ることができますので、動画マーケティングの効果測定を詳細に行うことが可能です。

Facebook広告マネージャー

Facebook広告の効果測定も詳細に行えます。予算に対してのリーチ数やインプレッション数、リンククリック数、年代や時間帯などを詳細に効果測定することができます。

リンククリック先にWebサイトを配置しておけば、Googleアナリティクスにパラメーターを振ることで、Facebook広告からどれだけのユーザーが、CVに至っているかまで効果測定することもできます。

地域性のビジネスこそ動画マーケティングを

ターゲティング精度が高く、効果測定も詳細に行えることから、動画マーケティングはエリア集客に向いています。効果測定と改善を繰り返しながら、どの地域や年代、デバイスや配信日時によって、どれだけの反応や効果があったのかを見ながら改善していくことにより、動画マーケティングを最適化していくことができます。

動画のクリエイティブごとにも効果測定を行えば、自社のビジネスにどのような内容の動画が刺さりやすいかも知ることができます。また、単価も抑えることができますので、地域性の高いビジネスこそ、動画マーケティングを検討して見て下さい。

 

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。