SEO対策の実施を検討する中で、上位表示させたいキーワードの難易度が高く、競合が多いことからSEO対策を諦めてしまったWebサイトも少なくないと思います。

SEO対策では上位表示による集客増加が難しいと判断し、リスティング広告などの別施策に依存しているWebサイトも多くあります。しかし、今の時代は、“何か1つの施策だけをやっていればいい時代ではありません。”

網羅的にWeb集客の網を張り、ユーザーがWebサイトへアクセスする導線づくりを行わないといけません。SEO対策もその一つです。しかし、SEO対策の方法も変化してきています。

今回は、変化するSEO対策手法の中で、近年の主流のSEO対策になりつつある『ロングテールSEOの必要性とキホン』を説明していきます。

そもそもロングテールSEOとは?

ロングテールSEOとは、「美容液」のような月間検索数が数千〜数万以上ある単体ワードではなく、「美容液 オススメ 20代」のような月間数十〜数百の検索数である2語・3語の複合キーワードでSEO上位表示を狙う方法を指します。

1ユーザーとして、あなたが20代女性で、オススメの美容液を探している場合、「美容液」単体ではなく「美容液 オススメ 20代」のようなロングテールキーワードで具体的な検索を行うはずです。

このようなロングテールキーワードで検索するユーザーを対象にしたSEOがロングテールSEOとなります。

なぜ、ロングテールSEOが必要なのか?

ここからは、ユーザー目線、SEO市場目線でロングテールSEOの必要な理由を紹介していきます。

ロングテールSEOが必要な理由①:ユーザー目線

スマートフォンやタブレットの普及、これに伴うインターネットインフラの整備化により、インターネットはユーザーの生活の一部へと変わりました。

このことから、ユーザーのインターネットリテラシーや検索リテラシーは向上し、ユーザー自身が求めている情報やモノ・サービスをより具体的に検索するようになったのが、ロングテールSEOが必要な1つ目の理由となります。

ロングテールSEOが必要な理由②SEO市場の変化

Googleが掲げる理念の1つに『ユーザーに有益なコンテンツを届ける』があります。低品質なコンテンツを罰するため、2012年に行われたパンダアップデートは、2016年9月にパンダアップデート4.0と名前を変え、不定期のアップデートからリアルタイム更新のアップデートへと変わりました。

このような背景から、検索上位もコンテンツページが独占するように変わり、ユーザーが検索する『ロングテールワード』に合わせた適切なコンテンツページの需要が高まるような市場にSEO市場が変わったことが、2つ目の要因となります。

ロングテールSEOを行うためのキホン

ここまでで、ロングテールSEOの概念や必要性を理解して頂けたと思いますので、ここからは実際にロングテールSEOに取り組む上でのキホンを説明していきます。

ロングテールSEOのキホン①:どのようなロングテールキーワードがあるかを調べましょう。

まずはじめに調べるべきなのが、『どのようなロングテールキーワードがあるか』を調べることです。ロングテールキーワードを調べるには、goodleywordを利用すると便利です。

例えば、上記図のように「美容液」と検索窓口にキーワードを入力すると、「美容液」に関連するロングテールキーワードを抽出してくれます。goodkeywordでは、実際にGoogleサジェストで表示されている関連キーワードから抽出していますので、検索ニーズのあるロングテールキーワードを抽出できることが可能です。

ロングテールSEOのキホン②:ロングテールキーワードの検索数を調べましょう。

ロングテールキーワードの抽出を行った後には、ロングテールキーワードの月間検索ボリュームを調べるようにしましょう。goodleywordでは、検索数がないキーワードも抽出されてしまいますので、ロングテールSEOを意味のある対策にするためにも検索数を調べ、アクセスの稼げるロングテールSEOを行うようにしましょう。

キーワードの月間検索数を調べるには、Google Adwords内のキーワードプランナーやaramakijake.jp/を利用すれば、月間の検索ボリュームを調べることができます。

ロングテールSEOのキホン③:ロングテールキーワードの精査を行いましょう。

goodkeywordで抽出した検索ボリュームのあるロングテールキーワードを抽出した後には、キーワードの精査を行う必要があります。ここでいうキーワードの精査は、類似キーワードの精査です。

例えば、「美容液 毛穴」と「美容液 毛穴 オススメ」は、同一のコンテンツで上位表示を狙うことが可能です。類似キーワードを精査した上でロングテールSEOを行わないと、類似コンテンツができてしまい、コンテンツ制作の労力も無駄になりますし、ユーザー目線、SEO目線であまりよくないコンテンツが出来上がってしまいます。

ロングテールSEOのキホン④:対策するロングテールキーワードのSEO上位サイトの傾向を分析しましょう。

goodkeywordでのロングテールキーワード抽出、検索ボリューム抽出、キーワード精査を行った後には、ロングテールSEOを行うロングテールキーワードの上位サイトの傾向を分析する必要があります。分析すべき内容は下記の5点となります。

  1. SEO上位サイトのテキストボリューム
  2. SEO上位サイトのtitleタグ内容とテキストボリューム
  3. SEO上位サイトのdescriptionタグ内容とテキストボリューム
  4. SEO上位サイトのh1タグ内容とテキストボリューム
  5. SEO上位サイトのキーワード比率

1位〜5位サイトの傾向を分析し、どのような傾向で上位表示されているのかを理解した上で、コンテンツ制作を行うようにしましょう。

ロングテールSEOのキホン⑤:コンテンツはあくまでオリジナルで制作しましょう。

2016年に大手キュレーションメディアが問題になりましたが、コピーコンテンツはペナルティ対象となります。上位サイトを参考にコンテンツ制作を行うのは問題ないですが、丸パクリし、語尾だけを変えるなどの制作方法は絶対にしないようにして下さい。

オリジナルで制作している場合にも、コピーコンテンツになっていないか心配な場合には、無料のコピーコンテンツチェックツールがWebツールとして展開されていますので、チェックするようにしましょう。

●コピーコンテンツチェックツール

ロングテールSEOの必要性とキホンのまとめ

ビッグワードでSEO上位表示を狙うのは、昔に比べて難しくなりました。通販サイトであれば、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどが上位を独占していますし、不動産系でもHOME’SやSUUMOなどのサイトがSEO上位に表示されます。

SEOを諦めて、リスティング広告やアフィリエイト広告に重きを置き、依存していくサイトも珍しくありません。Web広告に依存してしまうと広告費用をかけ続けなければなりません。SEM(Search Engine Marketing)をはじめ、SNSなど多くのチャネルを網羅的に対策する必要がある時代です。

SEOにおいても穴を見つけ、SEOからの集客も担保できるようにロングテールSEOも対策していくようにしましょう。

中小企業向けのWebコンサルティング会社で、SEO対策のアカウントセールスとして、500サイト以上のSEO対策・コンテンツSEOプロジェクトに携わる。キュレーションメディアCMSの新規事業立ち上げ、SEO対策部門の事業責任者を経て、株式会社トライハッチを創業。代表取締役として現任。