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Google Search Consoleで被リンクを確認する方法
検索順位を上げる手段として、被リンク対策を実施された企業様も少なくないと思います。
しかし、逆に、どういったサイトからリンクが貼られているのか、確認を日々行っている企業様は多くないかと思います。
今回は、自社サイトの被リンクをGoogle Search Consoleで確認する方法をご紹介致します。
はじめに
Googleのアップデートにより、被リンクは、数重視から、質が重要視されるようになりました。
つまり、確認を怠ることで、知らないうちに海外のリンクが貼られていたり、中身がないペラペラなサイトからリンクが貼られていることに気付かず、検索順位に悪影響を与えているかもしれません。
そのような状態を回避すると同時に、良いリンクも貼られている可能性もあるため、良し悪しを判断するためにも、Google Search Conlsoleを使用した被リンクの確認方法をご紹介致します。
そもそも、「被リンクって効果があるの?」と思われている方は、リンクから詳細な記事にとべますので、参考にして頂ければと思います。
検索トラフィックへアクセスする
まずは、Google Search Consoleにログインしましょう。
ログインして、左手のサイドメニューから検索トラフィックへアクセスします。

サイトへのリンクへアクセスする
検索トラフィックをクリックすると、下図のように、いくつかメニューが出てきます。その中の、[サイトへのリンク]をクリックします。

サイトへのリンクをクリックすると、下図のページが表示されます。ここから大きく3つの[リンク数の最も多いリンク元]、[最も多くリンクされているコンテンツ]、「データのリンク設定」を確認することができます。
それぞれ簡単に説明していきます。
リンク数の最も多いリンク元とは
こちらでは、自社サイトにリンクしているドメインが、リンクの多い数順に表示されます。
まずは、[詳細]をクリックします。

この図から、Aのドメインから、5,669本のリンクが確認でき、リンクされているページの数まで把握することができます。
Aをクリックするとより詳細な情報を得ることができます。

Aのサイトの中でも、どのページから何本のリンクが貼られているか、確認することができます。ここでいうと、/from/のページから65本のリンクが貼られていることがわかります。
このように、[リンク数の最も多いリンク元]からは、自社サイトにリンクしているドメインが確認でき、どのページから何本のリンクが貼られているのか、確認することができます。
ダウンロードの形式は3つあります。
- このテーブルをダウンロード:画面上に表示されているデータのダウンロードが可能
- その他サンプルリンクをダウンロードする:実際にリンクされている被リンク元の一覧のデータのダウンロードが可能
- 最新のリンクをダウンロードする:最新の被リンクのURLのダウンロードが可能
最も多くリンクされているコンテンツとは
こちらでは、自社サイトのどのドメインに何本リンクが貼られているか、リンクが貼られているページが多い順番で表示されます。

上図から、Aが5,811のリンクを233のドメインからリンクが貼られていることがわかります。Aをクリックするとより詳細な情報を確認することができます。

上図から、BのドメインからAドメインに対して、5,533本のリンクを貼っていることがわかります。
先程と同様に、3つの形式でダウンロードすることができます。
上図からは、Aに対してリンクを貼っているドメイン一覧をダウンロードすることができ、ページ上部の[リンクされているすべてのページ]をクリックすると、自社サイトにリンクを貼っている全てのドメイン一覧をダウンロードすることができます。
データリンクの設定とは
こちらでは、サイトのコンテンツ内にあるアンカーテキストの一覧を確認することができます。アンカーテキストとは、コンテンツ内でリンクされているテキスト部分のことです。
アンカーテキストが、自社サイトとは全く関係ないものがないか、確認に使用することが多いです。

詳細なクリックすると、全てのアンカーテキストを一覧で確認することができます。

これらの一覧も左下の[このテーブルをダウンロード]からダウンロードすることができます。
リンクを否認する方法
これまでは、被リンクを確認する方法をご紹介致しましたが、ここからは、確認して見つかった質が低いと思われる悪質な被リンクの否認方法をご紹介致します。
質が低い、悪質と思われるサイトとして、よく言われているのが、海外のサイト、アダルトサイト、全く関係のないサイトなどがあります。このような被リンクを見つけた場合は、検索順位に悪影響を与えている可能性があるため、否認することをお勧めいたします。まずは、以下の手順で否認申請をするところまで進みましょう。
- Search Console のホームページでサイトを選択します。
- ダッシュボードで [検索トラフィック]、[サイトへのリンク] の順にクリックします。
- [リンク数の最も多いリンク元] の [詳細] をクリックします。
- [その他のサンプルリンクをダウンロードする] をクリックします。[最新のリンクをダウンロードする] をクリックすると日付も確認できます。
引用元:https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja
上記の手順を終えた後は、リンクを否認するページにいきます。
https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main
その後は、以下の手順で否認したい被リンクリストをアップロードして、否認申請します。
- ウェブサイトを選択します。
- [リンクの否認] をクリックします。
- [ファイルを選択] をクリックします。
引用元:https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja
流れとしては、以上となります。
ただ、被リンクの否認申請には注意していただきたい点が3つあります。
1.2回目以降のファイルのアップロード方法。2回目以降は、以前にアップロードしたファイルの内容が全て上書きされてしまいます。そのため、「1回目のアップロードしたファイルに否認したい被リンクリストを追加していく」こと。
2.被リンクリストを保存するファイルは、メモ帳などの「.txt」でファイルを保存して、ファイルを選択してアップロードすること。
3.特定のドメインから、すべての被リンクを否認したい場合は、domain:URLと記載すること。その際は、最後のスラッシュ(/)は消さないと、エラーになるので注意。
以上です。
まとめ
こちらの記事を読みながら並行して、自社サイトの被リンクを確認された方もいらっしゃるかと思いますが、いかがでしたでしょうか。今回は、自社サイトの被リンクをGoogle Search Consoleで確認する方法をご紹介致しましたが、他社サイトの被リンクを確認するツールをご紹介している記事もありますので、是非、お手すきなさいにご確認して頂ければと思います。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。