meta descriptionはSEOに影響するの?といった疑問を持たれた方も少なくはないのではないでしょうか。
meta descriptionは、検索結果に表示され、ユーザーにクリックを促す文章として重要な役割を担っています。
今回は、meta descriptionがSEOに及ぼす影響から、最適な書き方までご紹介いたします。
★本記事のポイント
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目次
meta descriptionとは?
meta descriptionとは、サイトの概要を表す、headタグ内に記述するテキスト情報です。
<meta name=”description” content=”株式会社トライハッチは、東京都杉並区高円寺を拠点に活動する検索エンジンに特化したグロースハック企業です。500サイト以上のSEO分析・改善ノウハウを活かし、検索上位表示からコンバージョン増加までをご支援しています。また、クリエイティブ制作やSNSマーケティング領域も検索エンジンとシナジーを持たせ、サービス提供を行っています。” /> |
検索結果では、太文字のタイトルの下に表示されるテキスト部分がmeta descriptionになります。

meta descriptionは、自身で設定することも出来ますが、headタグ内に記述しなくても、Googleが自動的に生成してくれます。
しかし、ユーザーに表示されるテキスト情報になるため、ご自身で設定されたほうが、意図したテキスト情報を表示させることができるので、お薦めします。
meta descriptionが及ぼすSEOの影響
結論、SEOの順位に、影響はほとんどありません。
こちらの動画は、ジョン・ミュラー氏が検索結果にクリックのデータを活用しているか回答している動画です。
回答内容を要約すると、「アルゴリズムの評価の為にクリックのデータは活用している。しかし、クリック数を順位を決める直接的な要素としては活用していない。」とジョン・ミュラー氏は言っています。
しかし、検索結果に影響はほとんどありませんが、ユーザーのクリックを促す重要な要素をmeta descriptionは担っています。
つまり、検索結果をあげる目的ではなく、クリック率を向上させる要素として、見ていただくのが良いのではないのでしょうか。
meta descriptionの効果的な書き方
それでは、どのような記述がユーザーからのクリック率を向上させるのでしょうか。
ポイントは大きく3つあると思います。それぞれ説明して行きます。
最適な文字数で記述する
meta descriptionは、PC版とモバイル版で、最適な文字数がそれぞれ異なります。
結論、50文字と70文字の内容で記述することをお勧めいたします。
弊社のサイトで、実際に表示されている文字数を比較してみます。

このように、PC版では、120文字前後、モバイル版では50文字前後で表示されていることがわかります。
PC版とモバイル版で、表示される文字数が異なり、スマホユーザーも多いことから、最大の120文字前後を50文字と70文字に分けて考えることが重要です。
検索キーワードを含める
meta descriptionに検索キーワードを含めるメリットは、ユーザーの検索意図とのギャップを少なくする、検索結果として検索キーワードがボールド(太文字)化され、ユーザーの目に止まりやすくなる点があります。
こちらも実際の検索結果を例にご紹介します。

ご覧の通り、検索キーワードの「トライハッチ」がボールド(太文字)化されていることがわかります。
伝えたいことを記述することも、もちろん重要ですが、検索するユーザー側の立場になり、検索キーワードをイメージしながら記述することをお勧め致します。
効果検証を行う
クリック率が向上するmeta descriptionの記述は、業界・業種・企業によって様々です。
当初設定したmeta descriptionから、長らく変更を行なっていないWeb担当者様もいらっしゃるのではないのでしょうか。
重要なことは、記述した内容によって、ユーザーのクリック数が実際に増えているかです。
効果検証は必須なので、感覚ではなく、データをもとに効果検証を進めて行きましょう。
meta descriptionの注意点
効果的な記述方法を前述しましたが、注意点もあります。
Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドに記載されているmeta descriptionを記述するうえで避けるべき注意点をご紹介していきます。
ページの内容と関連のない内容を記述する
Googleは関連性がない内容を記述していると判断した場合、自動的にページ内の文章から、記述内容を変更します。
ユーザーに、ページ内容をわかりやすく伝える、または、関連性がある内容を記述することをお勧めします。
キーワードを羅列する
意図的なキーワードの羅列や、キーワードをテキストに含めすぎることは、ユーザーのクリック率を下げることにも繋がり兼ねません。
適切な文字数に従って、検索意図に応じたテキストを記述することをお勧めいたします。
全てのページに共通の内容を記述する
各ページの内容は、それぞれ異なる内容になるかと思われるため、共通の内容を記述することはお勧めできません。
重複しているdescriptionの内容は、Google Search Consoleから確認が可能です。
該当するページがあれば、確認して訂正することをお勧めします。
まとめ
検索結果の順位に大きく影響することではないですが、クリック率には大きく影響することが理解出来たかと思います。
各ページが、前述した効果的な記述内容になっているか、Googleが推奨する避けるべき注意点に該当していないか、今一度、確認してみてはいかがでしょうか。
★本記事のおさらい
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某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。