SEO歴5年のSEOエンジニアが厳選した本当に使えるSEO分析ツールまとめ

はじめまして。今城と申します。

私は、SEO代理店で5年ほど、SEOエンジニアに従事し、今はフリーランスのSEOエンジニアとして活動しています。

ご縁あってmovie-antenna様と出会い、本日よりSEO関連の記事を本メディアで紹介させて頂くことになりました。

第1回の記事としましては、『SEO歴5年のSEOエンジニアが厳選した本当に使えるSEO分析ツールまとめ』という内容で、SEO分析やSEO改善をしてきた私が、本当に使えると思ったSEO分析ツールを紹介していきます。

便利なSEOツールのまとめ

SEOツールも用途によって分かれるため、4つの項目でSEOツールを紹介していきます。

1. SEO順位計測ツール
2. SEO内部分析ツール
3. SEO被リンク分析ツール
4. その他SEOツール

1.SEO順位計測ツール

SEO対策で最も利用されるツールが、SEO順位チェックツールです。
SEO順位の把握をしなければ、対策内容の効果があったかを知ることができません。

SEO順位チェックツールは、多く出ていますが、王道で使い勝手の良いSEOチェックツールをピックアップして紹介していきます。

GRC

GRCは、Google、Yahoo!、Bingに対応している順位チェックツールです。登録したキーワードを最大300位まで毎日計測することが可能です。

過去のSEO順位を把握することもできますし、キーワード毎に順位測定がグラフ化されていますので、簡単にSEO順位を把握することが可能です。

無料でSEO順位チェックを行うこともできますが、対象サイトに制限があり、複数サイトのSEO順位を計測したい場合には、有料版を利用すれば複数サイトの登録やキーワードの登録制限数を増やすことができます。

GRCの有料版は、安いプランで4,860円/月となっています。しかし、Windowsユーザー向けですので、Macでも環境を用意すれば利用可能ですが、手間がかかるため、Windowsユーザー向けのSEOチェックツールと思っておくといいと思います。

RankGuru SEO

RankGuru SEOは、Mac向けのSEO順位チェックツールとなります。

840円買い切りで、サイト登録・キーワード登録は無制限で利用することができます。グラフはありませんが、レポート出力もできますので、レポート出力を行なった上で、グラフ化を行えば、グラフでSEO順位をチェックすることも可能です。

順位チェックの検索媒体として、Google、Yahoo!、Bingを選択することができます。設定した時間間隔で、PCを開いていれば勝手に順位計測を進めておいてくれる点が優れているMacユーザーにオススメのSEO順位チェックツールとなります。

SEOチェキ!

SEO対策に関わる人であれば、SEOチェキ!を知らない人はいないというぐらいに有名なWebツールです。

順位計測だけではなく、サイト内部の基本的なSEO要素の確認やインデックス数、被リンク、内部リンクの数を知ることができます。

1回に3キーワードの順位確認となりますが、対策キーワードが膨大でない限りは、特に困ることはないと思いますので、少し自社や競合のSEO状況を知りたい場合には、SEOチェキ!を活用するといいでしょう。

2.SEO内部分析ツール

次にSEO内部の分析を行えるツールを紹介します。自社サイトや競合サイトが、どのような内部状況であるのかを把握するのに利用できます。

AdMatrix Analytics

Google Chromeの拡張ツールとして無料で展開されているツールとなります。

ブラウザの下部に表示され、対象ページのテキスト量から、各種タグ、対象キーワードの出現率を簡単に確認することが可能です。

一々、サイトのソースを見て、調べたいタグを検索して確認する手間がないので、対象ページのSEO内部状況を簡単に確認することが可能なツールとなります。

talabagani.jp

Web上で展開されている無料のSEO内部チェックツールとなります。

対象キーワードと対象サイトのURLを入力すると、SEO内部状況を確認することが可能です。

対象キーワードのキーワード出現数や出現率の比較を上位10サイトと比較することが可能ですので、対象キーワードの上位サイトが、どのぐらいのキーワード比率で上がっているのかを知ることができます。

3.SEO被リンク分析ツール

SEO対策におけるナチュラルリンクの獲得は、上位表示で必要不可欠です。競合がどのようなナチュラルリンクで上位表示されているのかを知り、ナチュラルリンクの獲得を行う上で、何をしないといけないのかを知るためにSEO被リンク分析ツールを活用するようにしましょう。

Ahrefs

ウクライナとシンガポールの多国籍企業が開発した被リンク分析Webツールです。日本語対応しており、無料ですと1日1URLで見られる範囲も限定されています。

1番安いプランでも1ヶ月99ドルと安くはありませんが、どのサイトからどのようなリンクがアンケーテキストで送られているのかを丸裸にできますので、自社サイト、競合サイトの被リンクを調査するにはオススメのSEO被リンク分析ツールとなっています。

Open Site Explorer

ユーザー登録なしでも使うことができますが、1日の使用回数に制限があります。

被リンク数と被リンクのドメイン数も分析することができ、Facebookなどのソーシャルリンクの分析も行うことができます。

アンカーテキストリンクの分析やリンク元のページも調べることができますので、自社サイトや競合サイトにどのようなページの被リンクがあるのかを分析するのにオススメのSEO分析ツールです。

SEO被リンク分析ツールの注意点

あくまで分析ツールですので、抽出されない被リンクもあり、完璧に被リンクを把握することは難しいです。

自社サイトの被リンクを分析するのであれば、Google Search Consoleで被リンク分析を行えば、被リンクを完璧に分析することができます。

自社サイトの被リンク分析は、Google Search Consoleで分析し、競合サイトは、AhrefsやOpen Site Explorerで、被リンク分析を行うようにしましょう。

4.その他SEO分析ツール

SEO順位計測、SEO内部分析、SEO外部分析を行うSEOツールをここまで紹介させて頂きましたが、ここからは、上記以外の分析や調査を行えるツールを紹介していきます。

goodkeyword(関連する複合キーワードの抽出ツール)

コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)により、ビッグワードだけではなく、ミドルワードやロングテールワードなどの複合キーワードをSEO対策する企業様も増えています。

例えば、「SEO対策」に関連する複合キーワードは、下記図のようなカタチで抽出が可能です。

Google検索とBingでの関連する複合キーワードを抽出してくれます。関連するキーワードを仮説で考えるのは難しいですし、仮説で考えたキーワードの検索ニーズがない可能性もありますので、複合キーワードの上位表示を狙う場合には、goodkeywordを活用すると簡単に複合キーワードの抽出ができます。

ohotuku.jp(IPアドレス/ドメイン年数分析ツール)

競合サイトのIPアドレスやドメイン年数をSEOチェキ!で1サイトずつ分析することは可能ですが、手間がかかります。

「ohotuku.jp」を利用すれば、URL100件までまとめてIPアドレスとドメイン年数を抽出してくれます。

競合サイトのIPアドレス/ドメイン年数分析に便利なツールとなります。

aramakijale.jp(検索数チェックツール)

SEO対策において、対象キーワードの検索数を調べることは非常に大切です。せっかくSEOで上位表示を実現しても検索ボリュームがなければ意味がありません。

Google Adwords管理画面のキーワードプランナーを使えば、対象キーワードの月間検索ボリュームを調べることはできますが、Google Adwordsで広告出稿をしていることが、利用できる条件となっているため、Adwordsで広告出稿をしていないという方は、1キーワードずつの調査にはなりますが、「aramakijake.jp」を利用するといいと思います。

まとめ

様々なWebマーケティング手法が出てくる中で、SEO対策は昔から変わらずに企業のWeb集客施策として、多くの企業が対策をしています。

検索アルゴリズムのアップデートなど、SEO対策を行う上では、分析と改善のPDCAサイクルを回すことが重要となります。

多くのSEO分析ツールがありますが、これまでの5年間で、SEOエンジニアの私が利用してきたSEO分析ツールを紹介させて頂きましたので、SEO分析をする際に参考にして見て下さい。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。