Facebook広告のターゲティング範囲は?効果の出るターゲティング方法のまとめ

TwitterやInstagramなどのSNSに比較し、Facebookの優れている点は、“ユーザーが実名登録”であり、“ターゲティング精度が高いこと”です。

最近では、記事コンテンツやバナー、動画コンテンツと様々なコンテンツをFacebook広告で配信する企業が増えてきています。ターゲティング精度が高いということは、配信側がみて欲しい人にだけ広告配信を行えるということです。

今回は、『Facebook広告のターゲティング範囲は?効果の出るターゲティング方法のまとめ』を説明していきます。

Facebook広告のターゲティングできる基本設定

まずはじめに、Facebook広告でセグメントを行えるターゲットの基本を説明していきます。

Facebook広告ターゲティングの基本設定①:地域

地域設定は、市町村単位で地域指定を行うこともできますし、指定した地域から半径○kmといった指定を行うこともできます。

人口の多い主要都市だけに配信を行うこともできれば、ローカルビジネスを行う歯科医院や飲食店などの事業者の方であれば、市区町村で特定のエリアにだけFacebook広告を配信することができます。

また、『今その地域にいる人』、『その地域に住んでいる人』、『その地域にいた人』と細かな設定を行うこともできます。基本的には、『その地域に住んでいる人』で配信設定を行うようにすれば問題ありません。

Facebook広告ターゲティングの基本設定②:年齢

Facebook広告では、13歳〜65歳まで、1歳単位で年齢の設定を行うことができます。注意点としては、12歳以下と65歳以上に細かく配信を行えないことですが、12歳以下は購買行動を直接行いませんし、65歳以上もFacebookだけではなく、オンライン集客全般が施策しにくいですので、そこまで気にする必要はないと思います。

ちなみにFacebook利用ユーザーの国内利用者数・利用割合は下記のようになっています。

Facebook利用者数・利用割合

30代・40代が多く利用している傾向にありますが、20代〜60代まで幅広い層が満遍なく利用していることが分かります。若い層はTwitterやInstagramを利用するのが一般的ですが、Facebookでも若い世代は獲得できる可能性がありますので、年齢に関係なく利用できるチャネルとなります。

Facebook広告ターゲティングの基本設定③:性別

すべて・男性・女性でセグメント配信を行うことができます。

性別のセグメントに関しては、Facebook広告で配信する商品・サービスの特性に合わせて配信するようにしましょう。例えば、オールシーズン、女性向けのアクセサリーを男性に配信しても効果は薄いと思いますが、クリスマスやホワイトデーの前には男性にも配信するなど、シーズンに合わせて使い分けることもできます。

Facebook広告ターゲティングの基本設定④:言語

言語設定を行うことで、ユーザーの国籍に応じたセグメントを行うことができます。

日本国内に住む日本人だけにアプローチをしようと言語欄を『日本語』、『日本語(関西弁)』にセグメントして配信する設定を行なっている広告も多くみますが、注意点としては、『言語設定することで配信できるユーザーが減ってしまう』ことです。

日本に住む外国人の方も日本国内で消費行動を行いますし、何よりもプロフィールの言語欄を入れていないユーザーには配信されなくなってしまいます。プロフィール設定で言語を『日本語』とわざわざ設定しているユーザーもそこまで多くないため、言語欄は特に設定しないで配信して問題ないです。

Facebook広告でターゲティングできる詳細設定

Facebook広告のターゲティングでは、地域、年齢、性別、言語以外にも『利用者層』、『興味・関心』、『行動』の詳細設定を行うことができます。

Facebook広告の詳細設定①利用者層

『利用者層』では、恋愛対象や交際ステータスをはじめとし、職歴や学歴、子供の年齢や世代まで様々なユーザー属性を設定することができます。

30代のママ層へターゲットを絞る場合、30代の女性だけでセグメントを行なってしまうと、子供のいない30代女性にも広告が配信され、機会損失を起こしてしまいます。

しかし、子供がいるママ層だけに配信したい場合は、子供のいる30代女性のみに配信を行うことができますので、商品・サービスの属性に合わせて設定を行い、より精度の高い広告配信を行うようにしましょう。

Facebook広告の詳細設定②興味・関心

『興味・関心』では、スポーツ・アウトドア、テクノロジー、レジャー施設など、ユーザーが興味・関心を抱いているジャンルに合わせた設定を行うことができます。

例えば、海外サッカーに興味がある人だけに配信する、野球に興味がある人にだけ配信するなどの広告配信を行うことができますので、こちらも商品・サービスの特性に合わせた広告配信を行うようにしましょう。

Facebook広告の詳細設定③行動

『行動』では、Facebook利用の頻度やユーザーのデバイス別、旅行頻度などのユーザー行動に合わせた設定を行うことができます。

Facebook上で購買行動を起こしたことがあるユーザーのみに配信することも可能です。ただし、行動をセグメント配信することにより、広告配信を行えるアプローチ先のユーザーも減ってしまいますので気をつけるようにしましょう。

Facebook広告で効果を出す広告配信のターゲティング方法!

ここまでで、Facebook広告のターゲティング設定の基本を理解して頂けたと思いますが、ここからはFacebook広告を実際に行う場合に成果を出すためのターゲティング方法を説明していきます。

Facebook広告で成果を出すためには、2パターンもしくは3パターンのターゲティング配信を行うようにしましょう。

“信頼できる代理店に任せるから決め打ちの配信で大丈夫”と1パターンの配信だけを行なってしまうと、機会損失を起こす可能性が高くあります。

2パターン、3パターンの広告出稿を同時に配信することにより、成果の出るターゲティングパターンを早く発見することができます。

Facebook広告に限らず、Web広告の運用はPDCAサイクルを最速で回し、成果の出る広告配信設計を早くに見つけ出し、成果の出る配信設計にコストを寄せるのが効果的です。

Facebook広告でも”効果の出る配信ターゲティング”は、広告を出稿する前は、あくまで仮説でしかありません。

複数パターンを出稿することにより、どの配信が効果が出ているのかデータを確認し、成果を獲得できるターゲットに配信を行うようにしましょう。

また、Facebook広告の飛び先であるランディングページなどを用意している場合、1パターンのターゲティングのみでFacebook広告を配信していると、ターゲティングが悪いのか、それともランディングページが悪いのか、それともコンテンツが悪いのかを判断しにくくなってしまいます。

うまくいかない原因を突き止めるためにも“Facebook広告は複数パターンのターゲティング”で配信を行うようにしましょう。

Facebook広告のターゲティングを変えるべきタイミング

Facebook広告のターゲティングを変えるタイミングは、Facebook広告を1週間回し、一定期間のデータを取った後にしましょう。(※前提として効果測定を行い、ターゲティングが悪い場合とします。)

ターゲットを切り替えるタイミングとしては、下記を判断軸にするといいと思います。

  • CPAが2.5倍〜3倍になってしまう場合
  • クリック率が0.5%以下の場合

Facebook広告において、ターゲットを切り替えても成果獲得ができない場合、ターゲットではなくクリエイティブ部分に原因がある場合や想定している目標が高すぎるなどの可能性も考えられるため、改めて効果測定を行うなどし、原因を突き止めるようにしましょう。

それでも原因が不明な場合には、広告代理店やコンサルタントに頼むようにしましょう。

Facebook広告のターゲティングの考え方

Facebook広告を複数パターンのターゲティングで広告配信を行う場合、ターゲットを分けたつもりでも下記図Aのようなターゲティングになってしまうと、自社のFacebook広告が競合してしまい、クリック単価や広告配信量に機会損失が起きてしまいますので、気をつけるようにしましょう。

▼図A

複数パターンでFacebook広告を行う場合には、下記図Bのようにターゲットが被らないように注意し、違う視点の角度からターゲティングを行うようにしましょう。

▼図B

Facebook広告のターゲット設定で気をつけるべきこと

意外と知られていないのが、Facebook広告のターゲティングには、“And”“Or”があることです。

Andの場合

基本設定(地域・年齢・性別・言語)とその他のターゲット設定(詳細ターゲット)の組み合わせは、Andとなります。

例えば、

基本設定:東京都23区、35-55歳、男性

詳細ターゲット:不動産

上記のようにターゲット設定を行なった場合、『東京23区内に住んでいる不動産に興味のある35〜55歳の男性』に広告配信ができます。

Orの場合

その他のターゲット(詳細ターゲット)内の組み合わせは、すべてOrになります。

例えば、

基本設定:東京都23区、35-55歳、男性

詳細ターゲット:不動産、ビジネス、金融

と設定した場合、

  • 東京23区内に住んでいて不動産に興味のある35〜55歳の男性
  • 東京23区内に住んでいてビジネスに興味のある35〜55歳の男性
  • 東京23区内に住んでいて金融に興味のある35〜55歳の男性

上記のどれかに当てはまるユーザーに広告配信がされるようになります。このようなことから、詳細ターゲット設定内での設定では、『東京23区内に住んでいる不動産・ビジネス・金融に興味のある35〜55歳の男性』に配信される訳ではありませんので注意するようにして下さい。

Facebook広告のターゲティングまとめ

Facebook広告では、ターゲットを細かく設定することができます。実際にFacebook広告を運用する際には、細かく設定をしてしまうとオーディエンスサイズ(広告配信可能な母数)が少なくなってしまいますので、基本設定を決めれば問題ありません。

Facebook広告に限らず、Web広告の運用で大切なのは、PDCAサイクルを回すことです。広告の配信設計を行い、効果測定を行いながらターゲット設定やクリエイティブ部分を最適化していく必要があります。

細かくターゲット設定ができるFacebook広告だからこそ、効果測定を行い、意味のある施策にするようにしましょう。

中小企業向けのWebコンサルティング会社で、SEO対策のアカウントセールスとして、500サイト以上のSEO対策・コンテンツSEOプロジェクトに携わる。キュレーションメディアCMSの新規事業立ち上げ、SEO対策部門の事業責任者を経て、株式会社トライハッチを創業。代表取締役として現任。