Webマーケティングでは、目の前の数字だけではなく中朝的な視野を入れるべきたった1つの理由

Webマーケティングの最重要ポイントは、費用対効果です。

どれだけコストを抑え、売上・利益を獲得できるのかが、Webマーケティングで重要です。しかし、目の前の数字に必死なばかりに中長期的な戦略を見落としていたりはしないでしょうか?

今回は、Webマーケティングを行う上で、目の前の数字だけではなく中長期的な視野を入れるべきたった1つの理由を紹介していきます。

顕在層と潜在層への視点を持ちましょう!

目の前の数字を気にするばかり、獲得型のリスティング広告やアフィリエイト広告のみに多くのコストをかけているケースも散見されます。

この場合のリスクは、広告費用を掛け続けなければならないということです。

近年は、広告単価も高騰してきていて、費用対効果を合わせづらくなってきています。その中で、中長期的な視点で考えたときには、広告に依存する体制はリスクでしかありません。

モチベーションの高いユーザーの刈り取りだけを行うのではなく、将来の顧客(モチベーションは低いが、今後顧客になり得る可能性のあるユーザー)にもアプローチを行う必要があります。また、既存顧客の顧客満足度を高め、リピートの回数を増やす必要もあります。

顕在層と潜在層をプロモーション毎に分けたのが、下記の図となります。

刈り取り型のプロモーションは、割と短期的な勝負となりますが、潜在層向けのプロモーションは、顧客のモチベーション育成を行う必要がありますので、中長期型となります。

中長期型のWebマーケティングでは、時間とコストが発生するため、企業の考え方によっては取り組みがされないケースもあります。中長期的なことを考える余裕がない状態です。

しかし、中長期的な視点を持たなければ、刈り取り型の体質から抜け出せなくなってしまいます。

どれだけ余裕がなくとも投資の観点を持ち、1/10、2/10の割合でもいいので、刈り取り型へ掛けているコストを中長期型の方に掛けるようにしましょう。

中長期的なWebマーケティング戦略がコストも時間もかかる理由

中長期的なWebマーケティングとして良く利用されているのが、オウンドメディアやコンテンツマーケティング施策です。

Web広告のようにコストを掛ければ出稿できる訳ではありません。

確実性が低いことからも参入しない企業が多い印象です。しかし、確実性が低いと参入しない企業が多いからこそチャンスがありますし、成果獲得をできた際に費用対効果の高い成果を獲得できます。

ただし、オウンドメディアやコンテンツマーケティングは、企業のWeb資産としてインターネット上に残り続けます。

成果獲得の確実性がないが、費用対効果が高く、資産になるのが中長期的なWebマーケティングです。

まとめ

考え方は、企業によって違います。

刈り取りだけを行うケースもあるとは思いますし、ビジネス特性上中長期的な戦略が必要ない場合もあると思います。しかし、潜在層ユーザーが多くいる市場であれば、目の前の数字だけではなく、中長期的な視点でWebマーケティングを考えるようにしましょう。

某IT企業に勤める一介のマーケッター。デジタル領域のマーケティングを中心に15年で300社以上のデジタルマーケティング支援に従事。2児の父。趣味はサウナとギター。